ニヒリズムの嘘
一切に価値が無く
一切に意味が無いと考えるとき
例えば石ころや重力に
意味があるか価値があるか
存在理由と必要があるか
必要があるとすれば誰にとって
何にとって何のためにどのような必要が
意味が価値があるのか・・
と考えることになります
また
価値とは?
意味とは?
必要とは?
それゆえ極論を述べようと思うなら
なんとでも言えます
一切無価値
一切無意味
一切不要
であると
そもそも
価値/意味/必要の定義もしていないのですから
なんとでも言えます
そして実際
その者が一切に関して本当に心から
一切無価値
一切無意味
一切不要
を得たならば
その者は一切の欲と苦悩から開放されます
しかしニヒリストはそのようになりません
虚無主義者の心の底はむしろその真逆の理想/価値主義です
だから苦悩します
ニヒリストはあるいは
一切無価値
一切無意味
なのに生きることが苦しいので
生きる意味無いやん
と考えます
ここでニヒリストから無価値/無意味が崩れます
一切無価値
一切無意味なら
苦悩の起こる拠り所は無くなります
価値と意味が
その人に苦悩を生じさせます
ここで定義にもどります
価値とは?
意味とは?
必要とは?
ここで初めて分かります
価値とは?
意味とは?
必要とは?
苦であり快楽であり欲となります
苦を退けるものが価値/意味/必要の定義になります
快楽をもたらすものが価値/意味/必要の定義になります
欲に関係するものが価値/意味/必要の定義になります
ニヒリストの言う価値/意味/必要の定義とは
苦であり快楽であり欲となります
彼らはこれを無視できません
何故なら彼らも又苦しみ悦び欲するからです
苦を退けるものが価値/意味/必要の定義になります
快楽をもたらすものが価値/意味/必要の定義になります
欲に関係するものが価値/意味/必要の定義になります
ここに於いて
ニヒリズムの論理が崩壊します